簿記は「どの勘定科目を、借方・貸方のどちらに、いくつ計上するか」を毎回考える必要があり、これが独学のハードルになりがちです。BokiBookのAIチャット機能なら、経理リスの「どんぐり」にレシートを見たまま話しかけるだけで仕訳案が返ってきます。実際にどんな仕訳ができあがるのか、具体的な金額とあわせて、どんぐりが判断を誤りやすい場面まで解説します。
簿記の仕訳を、日本語で話しかけるだけで作る
BokiBookの「AIチャット」機能は、経理リスの「どんぐり」に家計の取引を話しかけるだけで、勘定科目の判断と借方・貸方の仕訳案を自動で提案してくれる機能です。「スーパーで食料品を現金で2,500円買った」のように、レシートを見たまま日本語で入力すれば、仕訳の知識がなくても記帳を進められます。
従来の家計簿アプリの多くは、レシートを撮影してもカテゴリを1つ選ぶだけで終わりでした。どんぐりが違うのは、金額をどの勘定科目の借方に、相手科目を貸方のどこに置くかまで一度に組み立てて返してくる点です。慣れないうちは提案をそのまま使うだけでよく、慣れてきたら「なぜその科目になったのか」を確認する材料にもなります。
カテゴリを1つ選ぶだけのアプリと違って、どんぐりは借方と貸方をセットで組み立ててくれるんだ。話しかける文章に金額・支払い方法・何を買ったかが入っていれば、それだけで仕訳が1本できあがるよ。
AIチャットで仕訳を登録する手順
- メインナビゲーションから「AIチャット」画面を開きます。
- 入力欄に、取引の内容を日本語でそのまま入力します。金額・支払い方法・何を買ったかが含まれていると、どんぐりが一度で仕訳案を組み立てやすくなります。
- どんぐりが勘定科目・借方・貸方を含む仕訳案を提案します。内容が正しければ「この内容で登録する」ボタンをタップするだけで、仕訳帳に登録が完了します。
- 金額や支払い方法など情報が不足している場合は、どんぐりが不足分だけを聞き返してくるので、続けて回答すれば仕訳案が完成します。
提案された仕訳案は、登録ボタンを押す前に勘定科目や金額を自分で編集することもできます。どんぐりの判断が家庭の事情と合わない場合、たとえば同じ「飲み会」でも仕事の付き合いなら交際費、友人との食事なら食費として扱いたいといったケースでは、提案をそのまま受け入れず、登録前にその場で科目を直せます。一度直した内容を覚えて次から自動で反映するわけではないので、同じような取引を繰り返す場合は、毎回同じ言い方で話しかけるとぶれにくくなります。
会話例と、実際にできあがる仕訳
「スーパーで食料品を現金で2,500円買った」と話しかけると、どんぐりは次のような仕訳案を返します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 食費 | 2,500円 | 現金 | 2,500円 |
ほかにも、次のような話しかけ方ができます。
- 「今月の給料が銀行に250,000円振り込まれた」→ 給与収入として銀行口座への入金の仕訳案を提案
- 「電車代500円をSuicaで払った」→ 電子マネー払いの交通費として仕訳案を提案
- 「パソコンをクレカで15万円で買った」→ クレジットカード払いの仕訳案を提案
このように、支払い方法(現金・銀行振込・電子マネー・クレジットカードなど)が変わっても、どんぐりが取引の内容に応じて適切な勘定科目を判断してくれます。貸方が「現金」になるか「普通預金」になるか「未払金」になるかは、話しかけた文章の中の支払い方法の一言だけで決まるので、レシートに書かれている支払い方法をそのまま伝えるのがコツです。
貸方を決めるのは支払い方法の一言だよ。現金・銀行振込・電子マネー・クレジットカードのどれだったかを話しかける文章に必ず入れると、どんぐりが一度で正しい仕訳を組み立てやすくなるんだ。
高額な買い物は固定資産として提案される
パソコンや家電など、一定額を超える買い物を話しかけると、どんぐりはその場で費用として計上するのではなく、固定資産として資産計上したうえで減価償却する仕訳案を提案することがあります。「パソコンをクレカで150,000円で買った」と話しかけた場合、購入時点ではまず次のように資産として記録されます。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 工具器具備品 | 150,000円 | 未払金 | 150,000円 |
買った瞬間に15万円まるごと家計が赤字になるのではなく、価値のあるものを持っている状態として資産に計上されます。その後は決算のタイミングで、耐用年数に応じて価値を少しずつ費用に振り替える減価償却の仕訳が必要になります。たとえば耐用年数4年のパソコンなら、1年あたり37,500円を費用として計上していく形です。買った瞬間に全額を費用にしていた単式の家計簿では、この「価値が少しずつ減っていく」という感覚そのものが記録に残りません。
どの金額から固定資産として扱うかの境目は、家庭ごとの感覚に委ねられている部分でもあります。どんぐりは金額の大きさや品目の性質から総合的に判断しますが、数万円台の微妙な金額では、費用のまま提案されることも、固定資産として提案されることもあります。提案された結果に納得できない場合は、登録前に勘定科目を費用科目に直しても、逆に固定資産科目に直しても問題ありません。継続して使う金額のルールを一度自分の中で決めておくと、次からの判断で迷わなくなります。
高額なものは買った瞬間に全部費用にしない。資産として記録して、使う年数に応じて少しずつ費用にしていくんだ。どんぐりが固定資産を提案してきたら、そういう判断が働いたということだよ。
どんぐりの提案をそのまま鵜呑みにしない方がいい場面
どんぐりは話しかけられた文章の情報だけをもとに判断するので、内訳を伝えなければ、まとめて1つの勘定科目で提案してくることがあります。たとえばスーパーで食料品2,000円と洗剤などの日用品3,000円を一緒に買い、「スーパーで5,000円使った」とだけ話しかけると、どんぐりは合計5,000円を食費としてまとめて提案する可能性があります。
これは間違いというより、伝えた情報がそこまでだったという結果です。内訳を分けて記録したい場合は、最初から「食料品2,000円と日用品3,000円を買った」のように内訳を伝えるか、いったん登録された後で仕訳一覧の画面から金額を按分し直します。分けた場合の仕訳は次のようになります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 食費 | 2,000円 | 現金 | 5,000円 |
| 日用品費 | 3,000円 |
接待なのか家族の食事なのかで科目が変わる交際費と食費のような、文章だけでは判断がつかない取引も同様です。どんぐりは話しかけられた言葉の範囲でしか判断できないので、細かく分けたい取引ほど、こちらから内訳や目的を具体的に伝えることが、結果的に修正の手間を減らすことにつながります。
どんぐりは話した内容の範囲でしか判断できないよ。まとめて話すとまとめて1つの科目になる。内訳を分けたい取引ほど、金額と目的を具体的に伝えるのが結局いちばん早いんだ。
AI仕訳機能を使うメリット
借方・貸方や勘定科目の名前を覚えていなくても、日々の買い物や収入をそのまま日本語で記録していくだけで、仕訳帳が積み上がっていきます。慣れてきたら提案された仕訳案を見て「なぜこの科目になるのか」を確認することで、簿記3級レベルの考え方も自然と身についていきます。金額の内訳や支払い方法を具体的に伝えるほど、修正の手間が減って一度で正しい仕訳が完成します。まずは今日使ったお金を1つ、どんぐりに話しかけることから試してみてください。
迷ったらまず話しかけてみて。金額・支払い方法・何を買ったかの3つが伝われば、たいていは一度で仕訳ができあがるよ。内訳を分けたい取引だけ、ちょっと詳しく伝えてあげてね。