家計にも「決算」があってもいい

会社の経理には、1年間の取引を締めくくって帳簿を確定させる「決算」という区切りがあります。減価償却費のような月々の見積り項目を反映し、1年間の収益と費用を相殺して当期の利益(または損失)を確定し、その利益を純資産に組み込んで翌期の帳簿をゼロからスタートさせる、という一連の作業です。家計簿では聞き慣れない言葉ですが、BokiBookには「今年1年、我が家の家計は黒字だったのか赤字だったのか」を正式に締めくくる決算整理の機能があり、これをボタン一つで自動実行できます。

決算整理で自動的に行われる3つの処理

BokiBookの決算整理を実行すると、以下の3つの処理が自動で順番に行われます。

  1. 減価償却費の計上:固定資産台帳に登録済みの車・パソコン・家電などについて、その期にまだ計上していない減価償却費をまとめて仕訳します。
  2. 収益・費用の損益振替:その期に発生したすべての収益(給与・賞与など)と費用(生活費・保険料など)の科目残高を、「損益」という一時的な科目に集めて相殺し、当期の純利益(または純損失)を計算します。
  3. 繰越利益剰余金への振替:計算された当期純利益を「繰越利益剰余金」という純資産の科目に振り替え、収益・費用の科目残高を翌期に向けてゼロにリセットします。

この3ステップは簿記3級で学ぶ「決算整理仕訳」から「損益振替」「資本振替」までの流れそのものです。手計算では面倒なこの処理を、BokiBookは自動生成された仕訳としてまとめて記帳します。

決算整理を実行する手順

  1. 会計期間設定の画面から、決算を締めたい会計期間(例:2026年1月〜12月)を確認します。
  2. 「決算整理」または「決算処理」ボタンをタップします。
  3. 実行前に、その期間で未計上の減価償却費や、損益振替後の当期純利益(純損失)の見込みがプレビュー表示されます。内容を確認し、問題なければ実行を確定します。
  4. 実行が完了すると、減価償却費の仕訳・損益振替の仕訳・繰越利益剰余金振替の仕訳が自動で登録され、貸借対照表(BS)に当期の純利益が反映された状態になります。

この機能は無料プランからすぐに試せます。

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決算データ変更ロックで過去の仕訳を守る(Pro限定)

決算を締めた後にうっかり過去の仕訳を編集・削除してしまうと、せっかく確定した当期純利益の数字がずれてしまいます。Proプランでは、決算確定日を指定してそれ以前の仕訳を編集不可にする「決算データ変更ロック」を選択式で設定できます。ロックをかけておけば、過去の記帳ミスや消し忘れによって確定済みの決算内容が意図せず変わってしまう事故を防げます。

年1回の決算を家計の振り返りに使う

決算整理を実行すると、その年の家計の純利益(または純損失)が数字としてはっきり残ります。「今年は黒字だったが、去年より貯蓄ペースが落ちている」「固定資産の減価償却を差し引いても資産は増えている」といった振り返りは、単式の家計簿では見えにくい視点です。年末や年度の節目に一度、実際に決算整理を実行して、我が家の1年間の経営成績を確認してみてください。