家賃85,000円、動画配信サービス1,500円、生命保険料4,800円。金額も科目も先月とほとんど変わらないのに、月が変わるたびに同じ入力を繰り返していませんか。BokiBookの固定費自動仕訳ルールを使えば、登録は最初の1回だけで、あとは毎月ワンタップで記帳できます。登録の手順と、値上げや引っ越しで金額が変わった月の対応方法まで解説します。

「今月も家賃の仕訳を入力しなきゃ」を無くす

家賃、サブスクの月額料金、保険料の引き落としなど、家計には毎月ほぼ同じ金額・同じ勘定科目で発生する「固定費」があります。仮に家賃85,000円が毎月27日、動画配信サービスの月額1,500円が毎月15日、生命保険料4,800円が毎月1日に引き落とされる家庭だとすると、この3件だけで毎月3回、同じ借方科目・同じ貸方科目・同じ金額の仕訳を手で入力することになります。

1件あたりの入力は数十秒でも、毎月同じ作業を積み重ねると地味に負担です。さらに厄介なのは、月末になって「今月は家賃を入力し忘れていた」と気づくケースです。固定費は動きが小さい分、抜けていても収支の違和感に気づきにくく、そのまま記帳漏れが放置されがちです。BokiBookには、この繰り返し仕訳をあらかじめ「ルール」として登録しておき、まとめてワンタップで計上できる「固定費の自動仕訳スケジューラー」という機能があります。

どんぐり先生
どんぐり先生のまとめ

金額と科目がほぼ変わらない取引はルール化に向いているよ。逆に食費や交際費みたいに毎月の金額がバラつく取引は、固定額で決め打ちするとかえって実態とズレる。判断基準は「金額がほぼ一定かどうか」だよ。

固定費の自動仕訳ルールとは

「設定」画面の「固定費の自動仕訳スケジューラー」セクションで、繰り返し発生する取引を1つの「ルール」として登録しておく機能です。ルールには「ルール名・摘要」「毎月の計上日」「借方科目」「貸方科目」「金額」を設定します。たとえば家賃なら、ルール名「毎月の家賃」、計上日「27日」、借方科目「住居費・家賃」、貸方科目「普通預金」、金額「85,000円」という形で登録します。

登録しておいたルールは、「固定費一括計上」ボタンをタップするだけで、その月にまだ計上されていない分だけがまとめて仕訳として記帳されます。同じ月にすでに計上済みのルールは重複してカウントされないため、月に何度ボタンを押しても安全です。なお、この機能はプレミアムプランの機能です。

どんぐり先生
どんぐり先生のまとめ

ルールに登録するのは「何を・いつ・いくら」の3点セットだよ。重複計上を防ぐ仕組みが入っているから、月に何度ボタンを押しても大丈夫。押し忘れの心配よりも、押しすぎの心配をしなくていいのが安心なポイントだよ。

自動仕訳ルールを登録する

家賃85,000円を例に、登録の手順を見ていきます。

  1. 「設定」画面を開き、「固定費の自動仕訳スケジューラー」セクションまでスクロールします。
  2. 「新規ルール追加」ボタンをタップします。
  3. 「ルール名・摘要」欄に、取引の内容がわかる名前を入力します(例:毎月の家賃)。
  4. 「毎月の計上日」で、その取引が発生する日を1〜31日から選びます(例:27日)。
  5. 「借方科目(費用・資産)」で、支払う費用や増える資産の科目を選びます(例:住居費・家賃)。
  6. 「貸方科目(支払元)」で、実際にお金が出ていく先の科目を選びます(例:普通預金)。
  7. 「金額(円)」を入力し、「登録」をタップすれば完了です(例:85,000円)。

登録したルールは一覧に「ルール名(毎月◯日計上)」の形で表示され、鉛筆アイコンから内容の編集、ゴミ箱アイコンから削除ができます。同じ手順で動画配信サービス1,500円、生命保険料4,800円のルールも登録しておけば、この家庭の固定費3件はすべて自動化できます。

BokiBookの設定画面。固定費の自動仕訳スケジューラーと、固定資産台帳・自動減価償却のカードが並んでいる
設定画面の固定費の自動仕訳スケジューラーです。登録済みのルールが一覧で並び、下には固定資産台帳・自動減価償却のカードも見えます。固定費と固定資産の減価償却は、どちらもこの画面からまとめて自動化できます。

毎月の入力の手間をなくしたい方は、プレミアムプランでこの機能を試してみませんか?

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「固定費一括計上」ボタンで反映する

ルールを登録しただけでは、まだ仕訳帳には反映されません。同じセクション内の「固定費一括計上」ボタンをタップすると、登録済みの全ルールのうち、今月まだ計上されていないものだけがまとめて仕訳として登録されます。上で登録した3件なら、次のような仕訳がまとめて1回で記帳されます。

「固定費一括計上」で記帳される仕訳(毎月27日・家賃)
借方金額貸方金額
住居費・家賃85,000円普通預金85,000円
「固定費一括計上」で記帳される仕訳(毎月15日・動画配信サービス)
借方金額貸方金額
通信費1,500円普通預金1,500円

あわせて、固定資産台帳に登録済みの資産があれば、当月分の減価償却仕訳も同時に一括計上されます。処理が終わると「今月分の固定費(◯件)&固定資産(◯件)の減価償却仕訳を一括全自動計上しました!」というメッセージが表示され、内容を確認できます。月初めにこのボタンを1回タップする習慣をつけておけば、家賃やサブスクの記帳漏れを防げます。

BokiBookの仕訳入力画面。借方と貸方に勘定科目と金額を入力する
通常の仕訳入力画面です。固定費一括計上は登録済みルールをこの形式でまとめて自動記帳する機能ですが、金額が通常と違う月は、この画面から個別に上書き入力することもできます。

金額が変わった月・日割りが必要な初月の対応

固定費ルールを使ううえで一番つまずきやすいのが、金額が一時的にだけ変わる月の扱いです。たとえば動画配信サービスの月額料金が1,500円から1,800円に値上げされた場合、ルールを編集して金額を1,800円に書き換えれば、翌月以降はそのまま自動計上されます。値上げのように恒久的な変更は、ルールそのものを直すのが正解です。

一方で、引っ越して新しい部屋に15日から入居し、初月だけ家賃が日割りで46,000円になるようなケースでは、ルールの金額を一時的に書き換えて翌月にまた85,000円へ戻す、という運用は手間がかかるうえに戻し忘れのリスクがあります。このような「その月限りの例外」は、固定費一括計上のボタンを使わず、通常の仕訳入力画面から個別に1件だけ記帳する方が安全です。

引っ越し初月、日割り家賃を個別に記帳する仕訳
借方金額貸方金額
住居費・家賃46,000円普通預金46,000円

この場合、家賃のルール自体は85,000円のまま変更せず温存しておき、初月だけルールを使わずに個別記帳します。翌月からは通常どおり固定費一括計上のボタンで85,000円が自動記帳されます。「恒久的に変わったらルールを編集する」「その月だけ違うなら個別に記帳する」という2つを区別しておくと、あとで見返したときにも記録の意味が分かりやすくなります。

解約した場合は、ルールを削除しても過去に自動計上された仕訳自体は仕訳帳に残ります。削除はあくまで「今後の自動計上を止める」操作であり、過去の記録を消す操作ではありません。

どんぐり先生
どんぐり先生のまとめ

値上げみたいにずっと続く変化はルールを編集、引っ越し初月の日割りみたいにその月だけの変化は個別に1件だけ記帳する。この2つを混同してルールの金額をいじってしまうと、翌月に戻し忘れて金額がズレたままになりやすいよ。

固定費ルールに向いている取引・向いていない取引

家賃、サブスクの月額料金、保険料、ネット回線費用のように、毎月ほぼ同じ金額・同じ科目で発生する取引はルール化に向いています。一方で、食費や交際費のように毎月金額が変動する取引は、ルールで固定額を計上するとかえって実態とズレてしまうため、通常の仕訳入力やAIチャット仕訳機能で都度記帳する方が正確です。固定費ルールは「金額がほぼ一定」な取引に絞って使うのがポイントです。

どんぐり
どんぐりのまとめ

最初にルールを登録する手間さえかければ、あとは月初めにボタンを1回押すだけだよ。金額が変わったらルールを直す、その月だけ違うなら個別に記帳する。この2つを覚えておけば、固定費の記帳漏れはほぼなくなるはずだよ。